
羽根໒꒱
@feather_
2025年12月7日
号泣する準備はできていた
江國香織
読んでる
ちょっと開いた
「熱帯夜」
バイセクシャルとレズビアンのカップルの過去と未来、そして今のお話。
千花さんの言った「行き止まり」の言葉の重みがずっしりとくる。女性2人のカップルは結婚が認められていないし、妊娠もしない。付き合うという口約束だけで何十年も止まったまま前に進むことができない。しかも秋美さんには男性を好きになって結婚までした過去がある分、いつまで自分のことを好きで一緒にいてくれるのか常に不安が付きまとう。付き合っていても一生片思いをしているような千花さんの不安感がひしひしと伝わってくるのが苦しかった。秋美さんは秋美さんで昔から今まで好きだという事実しか証明できないのも苦しい。これから先の未来のことなんて2人にも分からなくて、結局は今を受け入れて「行き止まり」を楽しんでいくしかないんだなと思った。本当にずっとこのままならいいのにと思ってしまう。
苦しい気持ちになるけれど、タイトルに反して爽やかで綺麗で幸せな最後のシーンが大好き。これからも何回も読み返すと思う。









