
雨のち晴れ
@kotaro
2025年12月7日
世阿弥風姿花伝
土屋恵一郎
読み終わった
@ 自宅
世阿弥が言う「初心」とは、今まで体験したことのない新しい事態に対応するときの方法、あるいは試練を乗り越えていくときの戦略や心構え。
「初心忘るべからず」とは、そのような試練の時に、自分で工夫して、それを乗り越えよう、あるいはその時の戦略を忘れずにいようということ。
世阿弥は、風姿花伝を始めとして、度々「初心」について述べているが、晩年60歳を過ぎた頃に書かれた『花鏡』の中で、まとまった考えを述べている。
その中で、世阿弥は「第一に『ぜひ初心忘るべからず』、第二に『時々の初心忘るべからず』。第三に『老後の初心忘るべからず』」の、3つの「初心」について語っている。
「離見の見」
自分の姿を左右前後から、よくよく見なければならない。これが「離見の見」「眼は前を見ていても、心は後ろにおいておけ」ということ、すなわち、自分を客観的に、外から見る努力が必要。
「住する所なきを、まず花と知るべし」
「住するところなき」とは、「そこに留まり続けることなく」という意味です。停滞することなく、変化すること。

