
noa
@noa3373
2025年12月8日

ちょっと開いた
本棚の本
つい最近、ある方のこの本への否定的な感想を読んだ。とてもびっくりしたが「私はそうは思わない」と、迷いなく直球の問いかけをする文章は新鮮だった。
自分も何年間か前に読んだ本だが、何も覚えていない。だから、その感想には共感も反論も出来ない。
ただ、感想の追記の中で、その方が良いと思ったという箇所を開いたら、ちゃんと栞がはさんであった。その文章は、私が長田さんのとても好きな詩の一節にも繋がる言葉が書かれていたのに、すっかり忘れていた。
長田さんの詩や散文が私の滋養となってきたのは確か。でも、その人の本をイライラしながら読んだ人がいると知れたことで、逆に折をみて再読したいと思った。もしかしたら、好きになれないと書かれた理由の中に、私を見つけるヒントがあるのかもしれない。
哲学者鶴見俊輔さんが、座談集に書いていた一節を懐かしく読んだ。
「あたえられたものをそのままのみくだす人間になりたくない。つねに新しい自分のいまの状況のなかから考えていきたい。ああも言えるこうも言える、別の見かたがありうるというその揺れを大切にする。‥‥‥自分自身が何かを求めていることが大切なのであって、すでにそれを得たと思ってしまうのは、まずいんじゃないですか」
学びほぐし、編み直したら、長田さんと私の間にどんな風景が広がるだろう。







