
maru
@hon7177
2025年12月7日
死んだ山田と教室
金子玲介
読み終わった
心に残る一節
前半は男子高校生の軽いノリと会話に正直少しキツさを感じてしまい中断しかけた…でも進級や卒業を考えるとこの先どうなってしまうのか気になって結局読むのをやめられなかった。
山田寄りで物語を見ていると担任やクラスメイトたちの変化にそれはどうなんだ…と思ってしまったけど、実際のところいなくなってしまった人に対してずっと変わらず関わり続けるのはむずかしいことでもあって、切ないような申し訳ないような気持ちになった。自分も経験したことのあることだった。
消えたいけど消えたくない、と葛藤する山田のセリフにすごく共感した。
最後が怒涛。読後は、別れに実感は湧かないのに喪失感だけがじわじわと湧いてくるような気持ちだった。前半とは全く違ってしんみりとしたけど、良かった。
変わっていくことや疎遠になることに寂しさを覚えるけど、それぞれの時間を過ごして変化して大人になって共に老いていくことは大事だな。
あと、和久津のようにあんな風にずっと思ってくれる友人がいるのはとても素敵。なかなかできないよ…
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p.210
<あぁ卒業式だ、やっと消えられるかも、やっと終われるって感じだったんだけど、いざ今日消えるかもってなるとやっぱ怖くて、ああもう全部なくなるんだ、何も聞こえないし、何もしゃべれなくなるんだって思うと怖くて、>
<消えたくないなと思いそうになるけど、でもこのまま四月迎えるともっと孤独になるのわかってるし、消えないのも無理だ、怖いな、って、でも消えんのも怖ぇよ、いなくなるんだろ?この世からもう、俺がぜんぶ。消えたいけど、消えたくねぇよ、わかんねぇよ、もうわかんねぇ。俺、どうすりゃいいの?>


