
Daidaigo
@df2179
2025年12月9日
ナチュラルボーンチキン
金原ひとみ
読み終わった
なんでこの人は自分を切り刻むような小説を書くんだ、書かないと生きていけないくらいの切実さがあるんだろう。
無自覚な差別を繰り返してきた。社会的強者にたちがち。専業主婦に育てられた。そんなヘテロ男性である自分に負目どころか深い切り傷を残された状態で読み終える。
そんなきつい後味がある一方で少し惜しい感じがした。
YABUNONAKAは論理構成が重厚かつ予測不可能な話の筋もあってか疾走感があるのに読み落としてはいけないという緊張感があった。
が、こちらは疾走感のある文章は読み応えがある一方で、文章の行き着く先がなんとなく途中から見えてしまって少し読み飛ばしてしまう形になってしまった。なんとなく感じた惜しさはそこ由来だろうか。
