
汐見
@siomi250927
2025年12月9日

読み終わった
読書会で紹介されていて手に取った本。
本好き、書店好きなら読みながら大きく頷いたり、クスッと笑ってしまったり、絶対に楽しいこと請け合いのエッセイ本。
著者は文筆業の人みたいだけど、あくまで一人の「本好き」「本屋さん好き」目線で、本にまつわる日常のいろんな思いがゆったりと、且つ的確に言語化されている。
著者曰く「脱力系」エッセイとのこと。読書家ではないと謙遜し、難しい話や押し付けは一切ない。
エピソードとしては楽しく読みやすく、文章としてはメモしておきたくなるような良いものがたくさんある。
疲れた夜に子どもから絵本の読み聞かせをせがまれる話、人に好きな本を紹介することの気恥ずかしさと父親との思い出、武者小路実篤について、手渡すのが間に合わなかった自著、などのエピソードが印象に残っている。
p.205
"ひとりひとり、一冊一冊、本には、思い出が宿る。"
p.212
"一冊の本に、たった一箇所だけでいい。
あ、ここ、いい。
そういう言葉と出会いたい。心と身体のど真ん中を貫く、背骨のような言葉たちと一緒に、これからも生きていたい。"



