
白湯
@umorinosayu
2025年12月9日
千霊一霊物語
アレクサンドル・デュマ,
前山悠
読み終わった
読み終わった。
デュマのことを全く知らず、「三銃士」や「巌窟王」の作者と書かれているのをみて仰天。
本作についても当然なにも知らず手に取ったが、これが面白かった!
主人公はひょんなことから不思議な晩餐会に参加し、そこで語られる奇妙な話に耳を傾けることとなる…というのが大まかなあらすじ。この形式はSFCの「学校であった怖い話」などに近いのかもしれない。
フランス革命やキリスト教を下敷きに語られる話の題材は少しバラエティには乏しい気もするが、解説にもあった通りこの作品の特色でもある
その晩餐会が【議論】の場であることが要因かもしれない。人物たちそれぞれが持つ考えや意見を出すために、それらを裏付ける彼らの体験や見聞きした話がでてくるので、話と話の繋がりのスムーズな点が通常の怪談ものにはない特徴だった。
情景描写も力が入っていて、しっかりおどろおどろしいのもよかった。
ただ、後半はそれぞれの濃すぎるキャラクターをあまり活かしきれずに終わってしまったように感じ取れた。期待値が高まりすぎたのだろうか。

