かいわれ "管理職の戦後史 栄光と受難の..." 2025年12月9日

かいわれ
かいわれ
@inkaiware
2025年12月9日
管理職の戦後史 栄光と受難の80年
タイトルの通り『管理職の戦後史』だった。 戦後間も無くは管理職も労組に加入し、労働争議の中心にいたとは意外だった。最近労働組合について知りたいと思っていたので、思わぬ収穫。 後半は裁量労働制、ホワイトカラー・エグゼンプション、高プロと"管理職的な仕事"に対する法規制ないしは規制緩和についての立法過程等に焦点を当てて論じられているが、細かすぎる感は否めない。 社労士を勉強したこともあったので、論点を把握しながら興味深く読み進められたが、新書として知識を大掴みに得たいと考える方には不親切にも思える。 恐らくは帯が不適当。 本書の目指すところは管理職(管理監督者、使用者の利益代表者)の法的位置付けの変遷や立法過程の議論を紐解き、管理職の法的保護が弱いという問題点を浮き彫りにする、という目的であると認識しているが、あまりそうした印象を受けない帯になっている。 しかしながら、硬派な内容を新書で手軽に読めるのは素晴らしいし、ありがたい。働き方や労働法全般に興味のある方、人事労務のお仕事をされている方などにはぜひおすすめをしたい一冊。次の働き方改革の議論は管理職に移るかも、と思わされた。
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