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@yh
2025年12月9日

中国の古典文学: 故事と成語
大石智良
読み聞かせ
少し読んだ
古本
寝る前
@ 自宅
墨守、株(くいぜ)を守る、を読んだ。今夜は”守”という漢字が使われている項目を選んだのだが、たまたまどちらも、戦国時代の宋の国が出てくる話でもあった。
前者が守っている墨とは墨子のことで、墨守とは、いわば墨子のように「よく守ってすこしもへこたれない」ということ。古い習慣や自説をがんこに守ってゆずらない、という意味にも使われるようで、その意味だと後者の「株を守る」に近いが、私には墨守の方がややポジティブなニュアンスがあるように思われるがどうだろうか。墨子は諸子百家の一人だが、口先だけでないかなりの実践家のようで、大工・土木家・機械技師・数学者・物理学者であったとか。数学や物理学の仕事の成果を知りたいところ。また、雲梯(うんてい)を発明した公輸盤(こうゆばん)という有能な技術者が出てくるが、まさか雲梯が城攻めの道具として発明されたものだったとは驚きだった。
後者が守っている株というのは、「古いやり方」のこと。”むかしうまくいったからといって、その政治を今日にまであてはめようというのは、切り株のそばでうさぎを待っているのと同じだ、と韓非は説いているのだ。”