
みっつー
@32CH_books
2025年12月10日
ビューティフルからビューティフルへ
日比野コレコ
読み終わった
オモコロチャンネルで原宿さんがオススメしていたので購入。
今までに読んだ事がないような言葉の羅列、詩のようで、私のようで、死のような、ナイフを振り回しながら歩行者天国を軽やかに歩くような、そんな小説だった。
物語に出てくる高校生たちが抱える、自己肯定感や、依存性が、静かな狂いが、少しずつ読み手の気持ちを蝕んで、苦しめてくる。
感情が動くとか、そういう話ではなくて、感情の方向感覚と平衡感覚が失われていくような、自分はどちら側なんだろうと思わせられる。
生きていくことのグロテスクさも、笑うことの虚無感も、眩しすぎる自己愛も、他人が簡単に捨てる事ができる宝物も、その命が尽きるまで噛みちぎりながら進むしかない。
それらを全て抱きしめて、ビューティフルからビューティフルへ。