
ヨル
@yoru_no_hon
2025年12月11日
カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ
サリー・ルーニー,
山崎まどか
読み終わった
読了
4人はそれぞれに揺れを抱えながらも、ちゃんと相手を知ろうとしている。その姿勢にあたたかさがあって、関係の複雑さがより深く染みてくる。
人間関係の曖昧さや不確かさを、きれい事にせずそのまま描いているところがこの物語の最大の魅力だと思う。
フランシスとニックの関係は “正しい” とは言えないけれど、不思議と目をそらせなくて、逆にそれでもいいと思えてしまう。
完璧じゃなくても、誰かを理解しようとする気持ちってやっぱり美しい!と思わせてくれる一冊。






