
記憶の本棚
@kioku-no-hondana
2025年12月10日
爆弾
呉勝浩
読み終わった
「ひとりでカッコをつける気ですか?」
「自己満足だ。独りよがりの我がままだ」
「それを、生きざまと呼ぶんでしょ?」
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誰しも知らず知らずのうちに他人の命を秤にかけて、優先順位をつけてしまうこと。
誰からも存在価値を与えられなかった人間が抱く心の闇と世間への私怨。
それぞれ個人が抱く“悪”というものに対する概念や価値観、また自分の心の深淵に渦巻く悪を知ってしまった時の葛藤を描いた心理描写がとても印象的な作品だった。
ストーリー展開も、物語にぐんぐん引き込まれて一気読みだった。登場人物それぞれの視点から事件のピースが埋まっていく感じが絶妙で、ずっとずっと面白かった。繰り広げられる鮮やかな心理戦に、人の命がかかった謎解き。少しずつあばかれる事件の真相。最高でした。映画も観たくなった!








