むこうやま "無意味なんかじゃない自分 ハ..." 2025年12月11日

無意味なんかじゃない自分 ハンセン病作家・北條民雄を読む
荒井裕樹さんのサントリー学芸賞受賞作。 ハンセン病にたいする厳然とした差別の様相をきっちり伝えながら、それでも北条民雄という人物をこんな憎めない感じで描けちゃうのは、相当な現場感覚があるからこそできることだよなぁと本当に尊敬する(逆に当事者たちの声を聞いてきた人にしかやってほしくないことではある)。 ゴールデンバットのエピソード含め、患者さんたちから聞き取ったことを分析の核として落とし込んでいくところが見事というか、そこが個人的にとても好きだった。こんなやり方を選択できる真摯さが荒井さんだなぁとしみじみ思う。
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