m "べつの言葉で" 2025年12月11日

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@kyri
2025年12月11日
べつの言葉で
べつの言葉で
ジュンパ・ラヒリ,
中嶋浩郎
自分の話す言葉に抱く複雑な気持ちとか、普段日本語が第一言語で日本語しかまともに話さない私には到底推し量れないなと思う。 私は日本語に疎外されたことはないし、日本語を話す自分に対して複雑な気持ちになったこともない。そういうもんだと思っている。だから、英語で話してもベンガル語で話してもそれぞれがそれぞれに居心地が悪い、その居心地の悪さがあったからこそのイタリア語というラヒリのジャンプが、私にしたら突拍子もないことに思えてしまうけれど彼女にとっては必然の選択だったのかもしれない。完璧に自分で選び取った新しい言語で話すこと、書くこと。 その難しさを思うと私なんかは、やっぱり日本語でいいです……となってしまうけれど、そこを乗り越えると、また違った景色が見られるのかな。 いずれにしても言語の習得は不断の努力なくしては無理です。外国語を学ぶ人はいつでも眩しい。
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