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@bunkobonsuki
2025年12月12日
永遠についての証明
岩井圭也
数学的才能を持ち合わせた瞭司は、大学に特別推薦で入学する。周りの仲間たちと力を合わせて数学界で実績を積み上げていくが、ある時、教授から理論の瑕疵を指摘される。
寸分の隙もない理論の構築に精神を蝕まれた彼は、やがて妄想ともいえる理論を残して命を落とす。
瞭司の悩みは、日本語が実質第二言語だったことにあるのだろう。日本で生まれ、日本で育ち、日本の大学で数学を愛した彼は、それでも母国語の才能に恵まれなかった。数覚という少数言語話者ゆえに彼は苦しまねばならなかったのだ。




