
棚
@tana
2025年12月12日
センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン,
森田真生,
西村ツチカ
読み終わった
学生時代に読んだ 沈黙の春 は、当たり前だと思っていた豊かな自然環境が自分達の利己で根本から壊されている事実に対して、途方もない気持ちになったことを思い出す。
作中でも語られているように沈黙の春は自然に対してなにが「必要」かを論じたけど、センスオブワンダーは自然と生きる日々の「歓び」を論じている。
外に出て太陽を浴びたくなる。散歩をしてこの一瞬の景色を感じたくなるよい文章だった。
「このような直接的な歓喜がないなら、生きることが死ぬことよりもよいという根拠はなくなる」(p174)の文にしびれた……
追記
読後にハンバートハンバートの「一瞬の奇跡」を聞くと、良い映画のエンディングを見た気持ちになれる

