画伯 "秘儀(下)" 2025年12月12日

画伯
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@ggahak
2025年12月12日
秘儀(下)
秘儀(下)
マリアーナ・エンリケス,
宮崎真紀,
宮﨑真紀
片付けたい一心で読了。私がホラーの文法を身につけていないということなのか一貫してピンと来ず。表4あらすじに書いてある一大叙事詩というにはタイムスパンというか語りは短い気がするし、下巻の前半ほぼ半分を占めるガスパルの母ロサリオの、インタビューに答えているような文体の半生記は、人類学者というアカデミックな職業の人にしては妙に幼い雰囲気に違和感があり、内容も飛ばしてもいいような箇所が多く難所。次の記者の手記パートは独立して短編として読めるのではないかという仕立てでたいへんにおもしろかった。エンリケスは短編の方が格段によいのではないだろうか。 ロサリオパートはしかし誰に話している設定なのだろう。時期は死ぬ直前ぽい。謎が謎のままなのはよいし、誰に話しているのかわからないことは物語上もまったく問題ないのですが。ふと思い出したけど、致死的な怪異がそこに圧倒的に実在しながら最後まで謎のままで、語りはうんざりするほどしつこく、そしてそれらの要素がとてもよく機能していたマイク・フラナガンのNetflixドラマ『真夜中のミサ』はおもしろかった、おすすめ
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