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@YunhO323
2025年12月13日
そして、バトンは渡された
瀬尾まいこ
読み終わった
初めて瀬尾まいこさんのお話を読んだ。
分厚い小説だがとても読みやすくてひとつのドラマを全て見終えた感覚。
2人のお母さんと3人のお父さんを持っている優子。
とても複雑な家庭だなと最初は思ったが、全員からたくさんの愛情を注がれながら育った優子が羨ましくも思った。
でも複雑なだけに、もしわたしが同じ状況だとしても優子のように優しく強く育っただろうか。優子の優しさや強さにとても惚れた。
優子とどの親たちの組み合わせも素晴らしいと思うが、やはり森宮さんとの絡みがとても微笑ましくてほっこりしながら読み進めた。
✍️
"どんな相手にでも微笑んでいれば好かれる。人に好かれるのは大事なことだよ。楽しいときは思いっきり、しんどいときもそれなりに笑っておかなきゃ"
"何かを真剣に考えたり、誰かと真剣に付き合ったりしたら、ごたごたするのはつきものよ。いつでもなんでも平気だなんて、つまらないでしょう"
"夫婦って、喜びも悲しみも賛成も反対も二人で分け合うんじゃないの?"
"本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だ。あの日決めた覚悟が、ここへ連れてきてくれた。"



