
時雨崎
@rainstormbook99
2025年12月12日
新装版 七回死んだ男
西澤保彦
読み終わった
SF(少し不思議)系能力持ち主人公のミステリ
1日が複数回ループする能力を持つが、ループする日は完全にランダムで、都合の良いタイミングでループはしてくれない。その能力を主人公は「反復落とし穴」と読んでいる。
ただし、その設定以外はしっかり謎の伏線と解き明かしが綿密に張られた本格ミステリ。この特殊設定を忠実に守って、そのルールの中でちゃんとミステリしている。
ループの中で本来起きるはずがない殺人が起きている、おかしいと思いつつも様々な方法で避けようと主人公は駆け回るのにことごとく失敗する。
コメディっぽく軽快に進んでいくのでふ〜〜んと思いながら楽しく読んでいるだけだと、最後にえっそこちゃんと理由あったの!?!?の連続でかなりびっくりする。
この小説は本格ミステリであることを忘れてはいけない。違和感は必ず拾われるために置かれる。そこ!?!?とは思うけどフェアではある。
あと同作者の麦酒も読んだことがあるけど、お酒、好きなんだなあ…というのが今回もよくわかる

