
Sanae
@sanaemizushima
2025年12月13日
水脈を聴く男
マイサラ・アフィーフィー,
ザフラーン・アルカースィミー,
⼭本薫
読み終わった
楽しみにしていたオマーンの作家さんの本。
誇らしい、この作品はオリジナルのアラビア語以外には邦訳が世界で初めてだそうだ!
オマーンに関するわたしの知識は湾岸諸国であることと、砂漠があるということ。
この本の解説を通じて知ったのだが、オマーン灌漑施設の水路・ファラージュは紀元前からあるもので、世界遺産にも指定されているそう。
噂好きの村人たちの標的となる主人公と家族たち。
金や家柄(地位)次第で強者になるが、貧しい人々は悪口の餌食になってしまう。悲しい人間の性。
迷信や土着の民間信仰が強く、それがある故にコミュニティがうまく回る場合もあるが、このストーリーではとにかく迷信によって、主人公たちは悲しい運命を辿る。
幸せになれない主人公たちにはやるせない思いが募るばかり、美しい風景の描写に救われたけれど、やはり悲しい話だった。
今は石油により潤っており、観光地としても有名。行ってみたくなった。








