水脈を聴く男

水脈を聴く男
水脈を聴く男
マイサラ・アフィーフィー
ザフラーン・アルカースィミー
⼭本薫
書肆侃侃房
2025年5月7日
50件の記録
  • ばば
    ばば
    @bababa
    2025年8月17日
  • ひび
    @hibiki115
    2025年8月10日
  • fuyunowaqs
    fuyunowaqs
    @paajiiym
    2025年8月9日
    物語がどう転がってどこに着地するのか、まったく読めないままエピローグまで走りきってしまった。歳末にこの一年で読んだ本をふり返る際、かならず思い出す……というより忘れがたい作品だった。主要人物の心情描写が巧みで、とくに喪失や離別に付きまとうさまざまな恐怖が書き分けられている。終盤は静かな夜にひとりきりで読めば一層愉しめると思う。 舞台は産油国として急速な発展を遂げるより前の、オマーン内陸部にある農村。アラビア周辺地域の作品といえば政治・歴史・宗教をメインに扱うものが目立つ印象だが、本作はそれらをベースに据えながら村落で暮らす庶民とその暮らしぶりに主眼が置かれている。終盤の展開と結末が力強く読後茫然とさせられたが、冒頭の、主人公サーレムの誕生にまつわる事件を描いた場面がミクロな悲喜劇のつめあわせでとくに気に入った。人がこの世に生まれる瞬間は大勢の目と関心、そして力が注がれる。でも死ぬときは一人。この対比が鮮やかで重い。 装画は加藤崇亮さん、装丁は成原デザイン事務所の成原亜美さん。
  • ほしば
    ほしば
    @HOSHIBAASAMI
    2025年8月9日
  • fuyunowaqs
    fuyunowaqs
    @paajiiym
    2025年8月8日
    冒頭からおもしろくて引き込まれるまま読み進めているうちに登場人物が10名、15名と増えてきて、頻発するこの人誰だっけ……が煩わしくなり、ひさしぶりにリストを作った。一度まとめてしまえば法則のようなものもわかるし、最初から作ればよかった〜ということで第一章から読み直し。
  • かりさ
    かりさ
    @karisalilac
    2025年8月8日
  • 敗荷
    敗荷
    @sibue_fjodor_
    2025年8月4日
  • 読書日和
    読書日和
    @miou-books
    2025年7月24日
    舞台は、オマーンの近代化が始まる以前の、20世紀前半と思われる乾いた砂漠の村。雨がほとんど降らず、ジン(精霊)の存在が当たり前のように信じられていた時代。読み始める前に、巻末の解説を先に読もうか迷いましたが、今回はあえて先に目を通しました。というのも、オマーンという国の歴史や文化、ましてや「ファラジュ」という灌漑システムについての知識がまったくなかったので、ある程度背景をイメージしてから物語に入りたかったから。 主人公は、井戸で溺死した母の腹から生まれた少年。幼い頃から「溺死した女の息子」と蔑まれ、「水脈を聴く」という不思議な能力を持ちながらも、それゆえに村では魔物扱いされてしまう。父も、育ての親も、彼の存在ゆえに差別や冷たい視線に晒される——“人と違う”ということが、恐れや差別の対象になるという構図は、実は日本にもどこか重なる部分があるように感じます。 15歳でやっとその能力が認められ、「水追い師」として村の外からも求められるようになるものの。結婚して、これからというときに、再び暗転する彼の運命。光と影、自然の恵みと脅威。希望と痛み、そんな対比を何度もする一冊でした。
  • 夜船
    夜船
    @yorufune
    2025年7月15日
  • 鈍獣
    鈍獣
    @whale_in_da_room
    2025年6月23日
  • ハム
    ハム
    @unia
    2025年6月19日
    伏線かと思う多くが回収されずに気づけば物語は終わっていた。 ここから思うのは、回収されない伏線で溢れているのが人生で、むしろそうした伏線になるかどうかのところに人生の厚みや深みが関わっている気がするということ。 本作は「水」との関わりがテーマとして一貫していて、現代の人と自然の関わり方を象徴するようにも読めて、思うところがある。 一見すると宗教や文化を背景とした閉じた共同体の話だけど、広く人間全般に当てはまることとして時代や文化を超えても変わらない人間性が描かれているようにも思えた。 地域性や特殊性を丁寧に描くことによって、逆に人間共通の姿が見えてくる。 そんな魅力を秘めた作品。
  • nay
    nay
    @nay
    2025年6月18日
  • segawa
    @masatosegawa
    2025年6月18日
  • 以前に旅番組でオマーンのオアシスの街を見たことがある。オマーンは国土の8割近くが砂漠ということなのにオアシスは緑豊かで瑞々しかった。それを支える灌漑施設 ファラジにまつわるお話。過酷な村の暮らしも遠い国の読者からすると幻想的ですらあって楽しく読んだ。それにしても閉鎖的な場所の人の口さがなさは洋の東西も時代も問わないのねえw
  • あまね
    あまね
    @amanebooks
    2025年6月16日
  • โยโกะ
    โยโกะ
    @yookoom
    2025年6月16日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年6月16日
  • 62yen
    @62yen
    2025年6月7日
    書肆侃侃房のnoteで知って買った。 このところ水というモチーフに囚われている。
  • noe
    noe
    @leipa
    2025年6月4日
  • いも
    @jemm
    2025年6月3日
  • こたか
    こたか
    @kotaka
    2025年6月2日
  • saechyann
    saechyann
    @saecyann
    2025年5月31日
  • ヨル
    ヨル
    @yoru_no_hon
    2025年5月21日
    夏が近づいているからか、水とか湖とか、青系の装丁とか、涼しそうな?たたずまいの本に惹かれる。
  • yuki
    yuki
    @tarutaru_sauce
    2025年5月8日
  • きき。
    きき。
    @kiki_no_hon
    2025年5月4日
  • K
    K
    @readskei
    2025年4月29日
  • aino
    aino
    @aino8
    2025年4月17日
  • 34、
    34、
    @WaterMe
    2025年4月11日
    水がモチーフの作品、気になる。
  • ya
    ya
    @soso_10
    2025年4月9日
  • Aqu4
    Aqu4
    @aqu4
    2025年4月8日
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