
真琴
@matarine
2025年12月13日
サブマリン
伊坂幸太郎
読み終わった
『チルドレン』から10年と少し経った頃の物語。短編の連なりだった前作とは異なり、未成年による交通事故、その被害者と加害者をめぐる一つの大きな事件に向き合う長編。とはいえ、陣内さんが相変わらずの無茶を見せてくれるおかげで、テーマの重さに対して読み口は軽やかで、どこか爽やかでもあった。
永瀬さんと武藤さんの道がここで交わったこと、そしてそれぞれの活躍を再び目の当たりにできたことがとても嬉しい。
もう一人、今作では描かれなかった登場人物のことが気になって少し調べてみたら、作者のインタビュー記事の中できちんと答えられていて、色々と腑に落ちた。もう一度『チルドレン』を読み返したくなりました。

