
小萩海
@umiyoake
2025年12月14日
読み終わった
勉強に気持ちが傾いているので、読んでみた。最近めっきり本が読めてないな、と思っていたけど、昔もたいして読めてなかったな、と本書を読みながら思った。
はじめに、で、「独学」は「達成のための独学」と「探究のための独学」に大別されて定義され、本書は後者について語られている。そして後者の独学を進めるためのかなり具体的な方法が書かれているわけだが、これが実践しようとなると気が遠くなりそうになる。終盤で、哲学研究についての(筆者的には否定的な)説明例として、「見開き二ページを二時間かけて読みながら、昔の哲学者の思想を解釈して読む」と書かれてるけれども、まさにそうした読み方をどうやって行ってるか、というのにも繋がっていて、これは大変なことだと、おののく。こういう読み方には憧れるが、とうてい辛抱強さが足らない。「達成のための独学」ばかりに慣れていて、「探究のための独学」がわからない自分のような人間にとって、道標になりうるだろうか、憧れに留まるだろうか。
実践的な内容なのは確かで、これほどのことを訓練してある程度できるようになれば、そらもう思考を深めていく能力は相当鍛えられるだろう。
特に前半部の分節の方法に関しては、受験勉強で英文読む時、SVOとかスラッシュとかつけて文の作りを見定めるあれを思い出し、謎の親近感がわいた。そういうやり方を、日本語に対して実践してみたことがない。ページに書き込みをしたくない派ではあるものの、やってみたくなった。哲学関連でやるのは簡単に心が折れそうなので、書き込みに抵抗がない絵の技術書とかで一旦試してみてから、文章のみの本でトライしてみてもいいかもしれない。勉強って大変だな…自分に欠けてるものを直視したり痛いとこつかれたり、心情的にも一筋縄ではいかない本でした。でも面白かったです。
(12/14 加筆修正)