タナカ "禁忌の子" 2025年12月14日

タナカ
タナカ
@tnk
2025年12月14日
禁忌の子
禁忌の子
山口未桜
発売当初に読んで目ん玉ひん剥くほどスゲェ……と慄いて、続編が出るってんで(続編も発売間もなくで買ってたけど余裕がなくて積んでた)そちらを読む前に読み直そうと思い再読。 結構重要な部分の記憶がごっそり抜け落ちてた。初読のショックがデカすぎてそのまま記憶失ったのかも。以下ネタバレ。 忘れてたのは3/5のくだり。2人だけじゃなかったってところを本当に全然覚えていなくて、そんな大事なところ忘れる!?って自分の記憶力に自信がなくなった。 改めて読んでもキャラの動かし方というか、倫理のバランスがすごいなって思った。とくに、城崎も探偵として完璧でないからこそ、ブレる場面があったし、だから自分は最後の城崎の選択に納得しちゃったのかもな〜…。 情緒的な部分が欠けている自覚のある城崎だからこそ、直前で己の推理の確信を深めるために犯人に電話を寄越してしまったし、それによって起きかけたことに思いを巡らせて自分自身の行いや情緒に向き合う瞬間があそこでなかったら、あの選択になってなかったかもしれないのでは……。初読ではあまりこの城崎の行動をあまり気に留めてなかったので、再読での気づき。 元々ミステリを楽しむ際に、犯人(やむにやまれず何かしらに迫られて犯行を決意してから、頭脳も行動力も持てるもの全部注いで動ける人間)に対して自分は惹かれてしまいがちなのだけど、初読の時にそんな自分をどうかしている〜〜と凹んだのも思い出されてなんか良かった。自分は好きな結末なのだけど、この結末を許せないと思う読者がいるような世の中であってほしいよなと思うよ〜。
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