紫嶋 "プロジェクト・ヘイル・メアリ..." 2025年12月14日

紫嶋
紫嶋
@09sjm
2025年12月14日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
アンディ・ウィアー,
小野田和子,
鷲尾直広
良いところで上巻が終わっていたので、続きが気になりすぎて読み始めた下巻。最後の最後まで気の抜けない展開にハラハラワクワクしながら読破した。 以降、ネタバレ含むので注意。 前情報なしで読み始めた時に想像していた内容とは良い意味で異なっていた本作。一言で表すならばSFバディ物とでもいう話だった。 そのバディの相手が、人間でも地球産のアンドロイドでもなく、遠い星の異星人であることがとにかく面白く、彼の存在が終始癒しであった。当然言葉も何もかも通じない二人が、意思疎通できるようになっていくまでの流れはかなりの見所だと思う。 また、そんなバディの二人が「共闘」して挑む対象も、宇宙に生息する微生物や、それらがもたらす深刻な環境問題であり、銃火器で戦争をするのとは異なる方向性での深刻で気の抜けない「戦い」の様子から目が離せない。 各々の星や種族の滅亡がかかった重大なミッションでありながらも、どこかユーモラスな空気が漂い続けているのは、彼らが二人とも純粋でひたむきな知的好奇心の持ち主だったからだと思う。 知らないことに対する「知りたい」という気持ちは、相互理解においてもあらゆる進化においても、また問題解決においても極めて重要な鍵になるのかもしれないな…と感じた。 映画化も進行しているとのことで、成功したら良いなと願っている。
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