
藤間あわい
@awai_moji
2025年12月15日

音楽
岡野大嗣
読み終わった
なにやつ、とあなたがふるう一太刀の葱にやられる秋の夜長に
心に残った歌がありすぎてお気に入りの一首を引くのにこれほどまでに悩んだ歌集は初めてだった。帯の「わずかにでも感情を動かした時間と光景」がこの歌集の全てを表しているように思う。岡野大嗣さんの日常のささやかなことまで具に見て掬い上げたものを一つ一つ慈しみ、その柔い優しさのまま紡がれた歌たちがすこぶる心地よく、体と心に馴染んだ。あと、これまで私が読んできた歌集の中で犬が好きな人におすすめしたいNO.1の歌集は間違いなくこれだ。

