
たまのきゅうか
@yutomsm
2025年12月15日
滝口悠生「ビバノンノン」
p.186〈俺の娘は、と美津烏は思う。このうどんに魅せられて、なんだかえらく独特な人生を歩みはじめたんだ。そう思うと、涙が出るわけではないものの、なにか梅が生まれてからここまでの時間や、その前に広がり伸びていく自分の生きてきた時間を思い、感慨深いものがあった。その広がりのびた時間の縁にかかったり、ひとによってはしっかり捏ね合わされるようにして、ここにいるひとたちみんなが自分の生きた時間と重なり、くっついている。〉