
編集Lily
@edition_lily
2025年12月15日
全員悪人
村井理子
読み終わった
担当書
映画『兄を持ち運べるサイズに』の原作『兄の終い』の裏側で、村井家に起きていたもう一つの家族の物語。
『全員悪人』は構成の完成度の高さが素晴らしくて、かつ、認知症患者を家族としての視点ではなく、当事者の視点で描ききっているという意味で画期的な作品。
今回の文庫化に際して、村井理子さんにはがっつりと補稿を書いてもらったのだけれど、それを読むと義母様の認知症がずいぶんと進んだことがわかる。つらいことではあるが、これが現実なのだと思わされる。
非常に優れたストーリーテリングなので、どうかぜひ読んでほしい。
装幀=鈴木成一デザイン室
装画=右近茜
