

編集Lily
@edition_lily
本と人生を編集する日々。my rap gods:ルイ=フェルディナン・セリーヌ、ヴェルベット・アンダーグラウンド、エミネム。
- 2025年6月1日月とアマリリス町田そのこ読みたい
- 2025年6月1日ロゴスと巻貝小津夜景読みたい
- 2025年6月1日ストリートの精霊たち川瀬慈読んでる
- 2025年6月1日6月の本マーク・トウェイン,アルチュール・ランボー,シャルル=ルイ・フィリップ,ヴワディスワフ・レイモント,フーゴー・フォン・ホーフマンスタール,M・R・ジェイムズ,中谷宇吉郎,中野重治,二葉亭四迷,北原白秋,北園克衛,堀辰雄,安部公房,宮本百合子,尾崎翠,山川方夫,岡本かの子,岡本綺堂,泉鏡花,石井桃子,石垣りん,石川欣一,茨木のり子,西崎憲,谷崎潤一郎,遠藤周作読みたい
- 2025年6月1日
- 2025年6月1日夜の谷を行く桐野夏生読み終わった大量に本を処分した。書棚を整理しているときにずっと積んでいたことに気がつき、パラパラと読みはじめたらのめり込んで一気読みしてしまった。 連合赤軍の事件をモチーフに描き出されるのは、女同士の軋轢の様々な形。
- 2025年6月1日
- 2025年6月1日
- 2025年5月31日5月の本レオノーラ・カリントン,マッシモ・ボンテンペㇽリ,スワヴォーミル・ムロージェック,三島由紀夫,三橋一夫,久坂葉子,吉屋信子,吉江喬松,吉田健一,堀辰雄,宇野浩二,寺田寅彦,小山いと子,尾崎翠,尾形亀之助,岡本綺堂,岩本素白,川端康成,村山槐多,江戸川乱歩,石垣りん,芥川龍之介,萩原朔太郎,西崎憲,谷川俊太郎,野上弥生子,鈴木三重吉,鏑木清方,須賀敦子読み終わった
- 2025年5月30日冷い夏,熱い夏吉村昭読み終わった肺癌に罹患した弟の凄絶な死を書く。最期まで本人に癌であることを隠し通す家族と医師たちの姿に同時の常識を思う。たった数十年で倫理は変わる。いま正しいとされている倫理だって、どうなるかわからない。
- 2025年5月24日華々しき瞬間久坂葉子読み終わった 20代の頃ハマった久坂葉子。 西崎憲さんが編者を務める『5月の本』(国書刊行会「12か月の本」)に、彼女の短編「入梅」が収録されていたので久しぶりに読んだら、今さらながらあまりの巧さに恐れ入った。 そんなわけで、引っ張り出してきたのがこちらの作品集。太宰好きなら彼女の短編はけっこう好きなんじゃないかと思う。ただただ巧い文章を味わう喜びが得られる。しみじみ素晴らしいのは「入梅」と「落ちてゆく世界」。 「入梅」は未亡人となった「私」が、雇っている使用人男女のあいだに芽生えた色恋沙汰とその顛末に苛立ち、気を取り直し、やはり苛立ち…複雑な感情が五月の庭の風景とともに描かれる。 〈そして二人をとがむよりも、自分自身があわれでたまらなかった。未亡人、なんといういやな言葉だろう。女がひとりで生きてゆく、なんとかなしいことだろう〉 〈空がにわかに、くもって、雨がふり出した。梅雨に入ったのだと、私は庭先に眼をやった。作衛の語ったおはるのことなど、もうどうでもよかった〉 四十代ならまだしも、二十歳そこらでこの端正な文章を書いたのだから、ぜひ長生きしてほしかったと思う。昭和27年の大晦日「幾度目かの最期」を書き上げた二十一歳の彼女は、鉄道自殺を遂げた。 #編集Lily #書肆Lily #りり子読書
- 2025年5月6日読書について小林秀雄,小林秀雄(文芸評論家)読み終わった 久しぶりに読み返した。このエッセイ集は秀雄にしては読みやすい本だと思う。 娘の国語の試験問題を見るとちっともわからない。「読んでみると、なるほど悪文である」と思ったその文章が自分の文章だったという自虐エッセイ(「国語という大河」)まで、なんなら収録されている。腕あるな、秀雄。 いいフレーズが多い。 趣味のよさとは何か? 〈常識人として恥しからぬ教養を得た上で、己れの気質というものがはじめて意味をもつので、己れの気質というものが意味をもった上で、はじめて趣味を解するという事がいえる ーー「文章鑑賞の精神と方法」〉 何度も読むということ。 〈往年の烈しい知識欲や好奇心を想い描いてみると、それは、自分と書物との間に介在した余計なもののように感じられる。 ーー「読書の楽しみ」〉 考えるな、感じよ。 〈絵は、眼で見て楽しむものだ。音楽は、耳で聴いて感動するものだ。頭で解るとか解らないとかいうべき筋のものではありますまい。 ーー「美を求める心」〉 #編集Lily #書肆Lily #りり子読書
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