
白玉庵
@shfttg
2025年12月15日

恐るべき緑 (エクス・リブリス)
ベンハミン・ラバトゥッツ,
松本健二
読み終わった
好き
結局、種村季弘✖️ゼーバルト✖️パワーズ✖️ランティモス➕なにか、なのかなというところに着地した。そんな風にいう意味はないんだけれど、でもこういうものが好きな人にはとてもよい読書になると思う。私も、「チリの円城塔」と紹介して下さった方の一文がきっかけで読んだし。本当に好き。
物理学、化学、数学、天文学、全部まったくもってフワフワのイメージでしか捉えられていないけれど、そんなザ・私立文系でも戸惑うことなく物語世界に没頭できた。語られる映像がクリアで思考と現実を容易に行き来できたからかもしれない。
大きく拡げられた科学と戦争と死の物語が、最終章で静かに小さな夜の箱にしゅっと仕舞われて終わる。しかし箱は不穏でかすかに動いている。美しい展開だった。







