
ろじ
@reads_rjur
2025年12月16日
虚弱に生きる
絶対に終電を逃さない女
読み終わった
読みながら、「虚弱なギャバンだ!」と思った(若さ 若さってなんだ 膝が痛まないことさ)
隙自語は悪とされているけど、こういう本を読んだ時くらいは自分のことを語ってもいいんじゃないかと思う。
私は持病があり、バセドウ病という完治しない病気だ。10年程前に発症して、今も薬を飲んで通院している。寛解の状態なのかは分からない。行動等に制限はないため"普通"に暮らしているが、発症当時は何をしてもすぐ疲れて動悸がすごくて、食べても痩せて、とにかく怖かった。
バセドウ病は眼球突出を伴うため、今は目の大きさに左右差があるのがもっぱらの悩みだ。去年くらいに本格的に左右差をどうにかしようと、眼科に通っている。
それとは別に手術歴もあって、こちらは卵巣嚢腫により左の卵巣を摘出している。本当は右の卵巣と子宮も摘出するのがセオリーらしいが、再発の兆しもないため、今のところ摘出しなくて良いらしい。生理痛が重いので、子宮とると楽になるのかなーと思いつつ、前の手術がかなり痛手だったこともあり、経過観察になるのはありがたい。
ちなみに、夫に「子宮とるかも」の話をしたら「貴方の身体の安全が一番だよ」と言ってくれたが、母には「子宮とるのはもうちょっと考えてからのがいいんじゃない…!?」と言われて萎んだ。リプロダクティブ!!!
こちらも手術してから5年ほど通院している。
つまり合計3件通院していることになる。病院も無料じゃないし、薬も無料じゃないし、多分人より金がかかっている。平日は出勤しているので、病院には土日、というか開院してる土曜日に行かざるを得ないし、「虚弱なことで奪われるものがある」という本作の内容にはとても共感した。
そもそも社会が「健康な人間」を求めすぎてると思う。もっと言うと、健康でシスジェンダーでヘテロの成人男性になるのだが。
でもそんな人なんてそうそういなくて、皆何かしら不調や違いがあるし、それでも無理矢理動いてるということに、早くメスを入れて欲しい。その方が絶対みんな楽になるし。
「私は、私のような人が、私ほど努力をしなくても済む社会であるべきだと思っている。」(p.199)
この一文に尽きる。