
さとう
@satoshio
2025年12月17日
ふたりの窓の外
深沢仁
読み終わった
恋愛のかたちとして語られがちなものから、そっと外れたところにある関係性が好きだった。
喫茶店でお互いに読書をしようと決めて、手に取った本がこの本だった。
作中には、読書をする場面が度々あらわれる。相手が読んでいた本をこっそり覚えておいて、後日その本を探して読む。そういう行為そのものが、いま私が『ふたりの窓の外』を読んでいる理由でもある。
物語は、大きな出来事を起こさない。
ただ、窓の外の景色が少しずつ変わっていくように、ふたりの距離もまた、静かに移ろっていく。
いい本だった。
本にも、人にも、いつ良いものに出会うかはわからない。








