もぐもぐ羊 "玩月洞の女たち" 2025年12月17日

玩月洞の女たち
玩月洞の女たち
チョン・キョンスク,
中野宣子,
金富子
監修者解説と訳者あとがきを先に読んでから読みはじめた。 『戦争みたいな味がする』(グレイス・M・チョー)でグレイスの母が釜山の慰安所でアメリカ人の父親と出会っていたので、この玩月洞やその周辺にいたかもしれない。 グレイスの母はシングルマザーとしてグレイスの兄にあたる男の子を育てながら慰安所で働いていて、グレイスが生まれてから兄妹を連れてアメリカに渡っていた。 もともと日本の占領下では慰安所では日本人男性相手に日本人女性が働いていたが、朝鮮人女性が増え、解放後は朝鮮戦争時には国連軍兵相手に、その後は米軍兵相手に韓国人女性が働くようになったという経緯がある。 また「遊廓」というシステムを持ち込んだのは日本でそれが根づいて朴正熙の独裁政権時には外貨獲得のため妓生外交として日本人が韓国人女性を「買いに」来ていた。 『男たちの部屋: 韓国の「遊興店」とホモソーシャルな欲望』(ファン・ユナ著)で読んだ覚えがある。 この本は著者が「性売買店」で働く女性たち(「オンニ」と呼んでいる)を「生かす」ために団体を立ち上げて活動した記録だ。 玩月洞は釜山市にある性売買密集地の地名。
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