
chiffon
@prime_o0
2025年12月18日
ネット右翼になった父
鈴木大介
読み終わった
タイトルに惹かれて手に取りましたが、読み進めるうちに「ネット右翼」という言葉では括れない問題を扱った本だと感じました。私はリベラル/中道左派寄りで、不勉強で恥ずかしいですが、保守思想について深く学ばないまま生きて来ました。今回、本書を通じて、自分が抱いていた偏見やレッテル貼りの危うさを再認識することができました。
本書に描かれる著者の父は、「世の中のあらゆる知識を求めるような、フラットな感覚の持ち主」だったそうで、その姿は私自身の父と重なり、特定の思想に傾くことが決して特殊な人間の問題ではないと感じました。「ネトウヨ」と判断して距離を取る行為は、問題の理解を放棄しているのではないかとも思わされました。
「ネット右翼」という言葉への関心から読み始めましたが、最終的には人が思想に傾いていく過程そのものを考えさせられる一冊でした。



