
数奇
@suuqi
2025年12月18日
グラン・ヴァカンス
飛浩隆
読み終わった
夏、SF、セカイ系、エログロ……と、90年代オタクカルチャーの懐かしさを感じる。仮想リゾート地に取り残されたAIたちの残酷すぎる行く末、存在しない記憶への郷愁、設定された自己への執着や復讐といった熱いテーマと、グロテスクながら美しさも感じる映像的な描写が圧巻で、作者の創作への熱量がこれでもかと詰まっている。しかしその熱量が詰まりすぎて、正直やや胸焼けした。ポエム的な癖の強い文体も苦手で、難解さもあってハマりきれない部分もあり、ちょっとついていけないかも、と思うところも多々あったが、読み終わってみると凄い作品だったなあという満足感もある。




