
風邪ひき
@damdamdan
2025年12月18日
成瀬は都を駆け抜ける
宮島未奈
読み終わった
半月くらい仕事で映画ばかり観ていた。しかも古い映画ばかり。
久々の活字は軽くて楽しいものを、と成瀬シリーズ最新刊にして最後となる本作を。
成瀬は魅力的な主人公だが、何か病気のレッテルを貼ろうと思えば貼れそうな人物ではある。しかし、それを深刻化せず、個性の範疇で周りも受け入れているのが良い。
この小説は成瀬の周りの人々の語りで一話完結の短編集の体をなしているが、改めて、成瀬という個性を社会がどう受け止めているかという調和と寛容の物語であるのだなと思った。
読者もその輪に入れるので、読後感が良いのだ。








