
jyue
@jyue
2025年2月23日

鍵のかかった部屋
ポール・オースター,
柴田元幸
読み終わった
読書日記
2月某日(金)
街はすでにホワイトデーの広告一色なのに、わたしはまだバレンタインを買えていない。今年はクッキー缶を買って一緒に食べる作戦を立てたばっかりに、ちっとも決まらない。良いなと思っても期間限定で今は販売していない…やら、想像の倍の値段…やら、とにかく色んな理由でつまずく。今日はこれだと心に決めて会員登録までしたのに、カートに入れると送料が本品の半額くらいしたので挫折。
2月某日(土)
目的地までの電車で『鍵のかかった部屋』を読み始める。冒頭にある幼少期のはなしがとてつもなく好き。幼い頃、まだ自分という人間が未完成で芯がぐらぐらしていた時期は、強い子を遠心力にコミュニティが動いていて磁石みたいにものすごく近いか遠いかの二極化していたのが気持ち悪かった。強い子につられてさして面白くないのに笑ったり、行きたくもないのに週末出かけたり、のなかにある違和感を重ねてわたしは大人になった、ということを思い出した。
2月某日(日)
無事心が折れたので、近所の洋菓子店でホワイトデー用に売られているチョコをバレンタイン用に買う。








