
ころもで
@kimigatame48
2025年12月19日
ようこそ、ヒュナム洞書店へ
ファン・ボルム,
牧野美加
読んでる
作中では、店主である主人公が様々な本を読んでいる。タイトルが明示されるものもあれば、そうでないものもある。ある一冊が気になり、試しに探してみた。
“「今読んでる小説でね、主人公は偶然、ある女性に会うの、橋の上で。
[中略]
それなのに、まるで生涯その瞬間だけを待ち続けていたかのように、突然スイスを去るの。到着したポルトガルで彼は何を見つけるのか。」”
それらしいワードで検索すると、おそらく『リスボンへの夜行列車』(メルシエ パルカス、2012)のよう。版元紹介や諸々のレビューを総合すると、概要は以下。
古典文献学の教師ライムント・グレゴリウス。五十七歳。ある日グレゴリウスは橋から飛び降りようとする女性に出会う。
彼女とポルトガル語との邂逅、そして作家にして革命家アマデウ・デ・プラドの著作の発見。彼は何かに取り憑かれたように、リスボンへの夜行列車に飛び乗った。
プラドの軌跡を辿り、プラドを知る人々を訪ねながら、グレゴリウスは確かな生を模索していく。主人公の魂の旅路を描く、哲学小説であり冒険譚。
想像してたのと全然違う……!
しかも480ページ二段組とのことで、なかなか厳つい本を軽やかに話題にしてくるじゃないか、店主。
「難解さもあるが、素晴らしい読書体験」といった熱いレビューが多く、俄然『リスボンへの夜行列車』の方が気になってきた。なお絶版。
日本の古本屋で近場の在庫が見つからないため、Amazonで中古を注文。
完全に脱線しましたが、作中に登場する本、つまり本を愛する人が話す本を追う、という形でも本書は楽しめるかもしれません。




