
120
@120
2025年12月20日
読み終わった
今年の新書大賞は、本書(か、「人はなぜ結婚するのか」)でよいのではなかろうか。
豊富な参考文献をもとに、日本の労働と飲酒の密接な関わりが紐解かれる。
例えば、かつては「脱生産的な行為」とみなされていた飲酒が、いつしか労働力を回復させるための手段、すなわち「明日へのガソリン」へとその役割を変えていったこと。
あるいは、泥酔することこそが礼儀とされた時代から、節度ある理性的な飲み方が求められる時代へと変遷していく様が、鮮やかに描き出されている。