Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
120
120
120
@120
働いているのでなぜか本が読めない。 ななめ読みしかしていない本についても堂々と語っていきたい。
  • 2026年8月21日
    京都食堂探究
    京都食堂探究
    たとえば、「きつねそば」と「たぬき」。 大阪には「きつねそば」が存在せず、京都の「たぬき」は、いわゆるきつねをあんかけにしたものだという。しかも京都では油揚げを刻む。この時点でややこしくて、また興味深い。 しっぽくうどんをめぐる話も面白い。江戸時代にはしっぽくが江戸にも進出したものの、鴨南蛮やおかめに人気を奪われ、定着しなかった。一方、大阪ではしっぽくうどんはほとんど残らず、代わりに「かやくうどん」がある。そして京都では、しっぽくを卵でとじたものが「かやくとじ」となり、それが丼になると「木の葉丼」になる。ああ、ややこしい。ややこしいが、これらの料理がそれぞれ独立して存在しているのではなく、ある料理から別の料理へとつながっていく系譜が浮かび上がる。 さらに、「鴨なんば」「鳥なんば」の「なんば」が「南蛮」の略ではなく、ネギの産地だった難波に由来するという話も、言葉だけを見ていると気づきにくい。京都で「黄そば」「キーソバ」といえば中華麺を指すというのも同様で、同じ日本語でも土地が変われば食べ物の意味そのものが変わる。 こうした話が単なる雑学で終わらず、文献を丹念に紐解き、料理名の由来や変遷をたどりながら、実際に店を食べ歩いた結果も交えて検証していく。そのため、ひとつひとつの料理についての話が、歴史、言葉、地域性、そして現在の食文化へと広がっていく。 食べ物は、人の移動や流行、店の工夫、他店との競争などによって姿を変えながら残っていく。そして、いつの間にか「京都らしい」「大阪らしい」という文化になっていく。うどんやそばを通して、そのことを実感できた。
  • 2026年8月12日
    資本主義にとって倫理とは何か
    資本主義にとって倫理とは何か
    経済学・経営学の観点と、哲学・倫理学の観点の両面から、資本主義、市場、会社、労働について考える一冊。 哲学者による本ではあるものの、概念的な議論だけに留まらず、企業の存在理由や所有形態、企業内の協力、雇用関係など、かなり具体的な問題に議論を展開していく。そのため、経済や経営についての議論としても読めるし、同時に「市場の中で人はどこまで自由に振る舞ってよいのか」「企業にどのような倫理的制約があるのか」といった倫理学の問題としても読める。 個人的には、9章、10章、13章あたりが特に興味深い。市場では競争が基本になる一方、企業の内部では協力が行われる。その違いはなぜ生じるのか、また雇用という関係は市場取引とどのように異なるのか。このあたりを考えていくと、普段は当たり前に見ている「会社」というものが、実はかなり特殊な仕組みであることが見えてくる。
  • 2026年8月11日
    京都食堂探究
    京都食堂探究
    稲田俊輔「食の本」で見て購入。 一時期、京都に行くたび、しっぽくうどんを食べていたのだが、体系的に何も理解していない。
  • 2026年8月11日
    人工美学
    人工美学
    2021年から2024年にかけて書かれたということで、邦訳が刊行された2026年のタイミングでも陳腐化している部分はあるが、それ以上に多様な視点と発見を提供してくれる。 たとえば、レンブラントの「新作」をAIで出力することはアートとは何の関係もないし、またアーティストには「創造性」が備わっていると考えるのもまた、迷信でしかない。 やっかいなのはAIではなく、「作者」や「個性」や「心」を見出そうとしてしまう観客の方かもしれない。人間の認知は、そうかんたんには変わらない。 「AI」と「人工」を掛け合わせた表紙のタイポグラフィも秀一(デザインは鈴木成一デザイン室)。
  • 2026年8月9日
    ビジネスパーソンのための「芸風」で書く技術
    自分らしく、魂を売り渡さずに会社で仕事をしていこうぜ、という本だった。 端的で分かりやすい文章が書けるようになる前に読むと大変危険なので、守破離の「破」のつもりで手に取るのがよさそう。 第3章で書かれてるHow toは、意外と類書にはない観点で面白い。ファクト、パッション、アイロニーのバランス。リズムと視点(どこにカメラを置いてどこにピントを合わせるか)。ジャーゴンと引用の塩梅。 ビジネスと言っても、そこに人間とのコミュニケーションがある限りは感情を排除することはできない以上、文章にもキャラが必要なのかもしれない。 ただ一方で、もし、受け手側でAIで要約したり自分にとって読みやすい文体にして受け取る機能がコミュニケーションツールにデフォルトで搭載されたらどうなるんだろう? とも思う。
  • 2026年7月24日
    まったく新しいテクスト分析の教科書
    「アカデミック・ライティング」の方は関心の範疇外だったけど、こちらは批評の話でしょう?
  • 2026年7月23日
    幻のアフリカ納豆を追え!
    読ませる文章なんだよね。注文した。
  • 2026年7月23日
    食の本 ある料理人の読書録
    食べ物の本を通して、著者のスタンスが伝わってきそうな感じがしたのでこちらも購入。 本の本を読むと、また読みたい本が増えて困る。
  • 2026年7月23日
    稲田俊輔のおそうざい十二カ月
    「味な副音声」のゲスト回がとても面白く、中でも「あまから味の呪縛」みたいな話に惹かれたので購入。
  • 2026年7月17日
    新・消費論
    「消費論」論であり、消費論の脱構築でもある。 新しさを演出したり、新しく見える現象を解説したりすることが仕事であるマーケターのいうことを、常に正面から受け取る必要はない。
  • 2026年7月15日
    Tシャツの日本史
    めちゃくちゃ面白い。 Tシャツのタックイン/タックアウトを軸に、日本のメンズファッションの変遷と本質を辿る旅。 デーヴィッド・マークス「STATUS AND CULTURE」の超具体版とも言えるし、最後にはそれを乗り越えてもいる。 文献の引用元がどれもディープ。 あなたは、「幽☆遊☆白書」を読むとき、浦飯幽助がタックアウトした瞬間を意識したことがあるだろうか? さりげなく現れるパンチラインも多数。 「90年代の後半から2000年代にかけて、木村拓哉を無視することは不可能に近かった。」 「Tシャツの日本史は、不良とおたくの二本柱による螺旋階段だ。」 などなど。 体型の話がほぼ出てこない(筋肉の有無くらいか)。そこがメンズファッションだなあという感じもある。
  • 2026年7月8日
    新・消費論
    消費論が好きなので。
  • 2026年7月4日
    ビジネスパーソンのための「芸風」で書く技術
    注文した。 「芸風」というキーワードは、直感的に正しいと感じた。 いま、仕事で書く文章はほとんどがテンポラリーなコミュニケーションのためのものであり、多少の分かりやすさを犠牲にしてでも行間から伝えたいことがある。 分かりやすく文章を書く訓練は受けているのだけど、最近ではその技術をあえて封印することが多い。むしろ、「分かりやすさ」に対する警戒心もある。
  • 2026年6月30日
    人工美学
    人工美学
    この手の生成AI論もどうなのかな、と思いつつレフ・マノヴィッチの共著なので気になる
  • 2026年6月30日
    イメージ論の冒険者たち
    イメージ論の冒険者たち
  • 2026年6月30日
    イメージのヴァナキュラー
  • 2026年6月30日
    イメージを逆撫でする
  • 2026年6月30日
    おれの映画人生
    おれの映画人生
    邦題いいね。
  • 2026年6月29日
    超個人的時間旅行
    日常におけるタイムトラベルをテーマにしたショートエッセイのアンソロジー。 さまざまな時間感(時間感?)が味わえてよかった。 岡田悠「25時間の録音データ」、 小川哲「過去改変を繰り返した男の末路」、 藤岡みなみ「私の氷見」。 以上の3本が超個人的ベスト。
  • 2026年6月3日
    ヒットの復権
    ここ10年ほどの日本のポップミュージックシーンに起こっていた事象の記録と分析。 その現場で、その時々のありとあらゆるキーパーソンにインタビューしている筆者がすごい。
読み込み中...