りら "光のとこにいてね" 2025年12月20日

りら
りら
@AnneLilas
2025年12月20日
光のとこにいてね
BLは嗜まないのでこれが初めて読む一穂ミチ作品。 2023年本屋大賞第3位、第168回直木賞候補、第30回島清恋愛文学賞受賞作。 第一章からして江國香織や山田詠美の初期短編に出てくる孤独な少女たちが思い起こされて、こういう小説をずっと読みたかったんだとすぐに引き込まれた。 性別は関係なく、互いに子供時代の束の間の出来事を宝物のように密やかに大事にして生きるよすがにしていたというのがもう、すごくツボで堪らなかった。 どす黒い不遇な家庭で育った中で一瞬でも自分を光の中へ引き上げてくれた存在だとしたら、彼女のどんな些細なことさえ絶対に忘れられるはずがない。一木けい『1ミリの後悔もない、はずがない』もちょっと思い出した。 かのんちゃんの思い切りの良さと、ゆずちゃんの生真面目な執念深さに、終始むせび泣きながら聴いた。 1.8倍速で。
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