
こた
@ofutonkaradetakunai
2025年12月20日
集団浅慮
古賀史健
読み終わった
中居正広さんによるアナウンサーの方に対する性加害問題に関するフジテレビの第三者委員会調査報告書をスキャンダラスな視点ではなく、「集団浅慮」が起きる構造を解明し、「ビジネスと人権」を学びとる教材として読み解く本。
凝集性の高い集団は、インフォーマルな規範に同調しているメンバーにとっては居心地が良く、心理的安全性を保障する。
安全で安心な組織を目指すことは「良いこと」として扱われがち。
でも、逸脱者を疎外するシステムへと容易に転化するリスクを含む。
これが(表面上)友好的なムードを壊さないように、複数の選択肢を議論・検討することを避ける態度へとつながり、熟慮のない意思決定を生んでしまう。
自分の職場の組織のことを考えながら読んだ。
中小規模の法律事務所は、メンバーシップが強固だからこそ、同調圧力が高くなりがち。
多様な人たちを包摂する事務所をつくるにはどうすれば良いのだろう。
必ずしも管理職教育を受けないまま、管理職になる人たちに読んでほしい一冊。
「ビジネスと人権」の入門書としても読みやすい。
フジテレビの調査報告書本体も年末年始で読んでみよっと。


