
エコ
@ektsktr
2025年12月23日
文化の脱走兵
奈倉有里
読み終わった
「ウリツカヤの言葉に、私は救われたーー『国や政府とは、その行政単位に暮らす人々や、その国にかかわる人の人権を守るためだけに存在する最低限の必要悪であるべき』だと。」p.15
「詩を読むのは時間軸を変えることだーーと、モスクワの文学大学で詩を教えていた先生が話していたことがある。」p.23
「戦う勇気ではなく、逃げる勇気を。なにかのため、誰かのために犠牲にしてもいい命など、ひとつとして存在しない。」p.40
「この巣穴に集まった人たちは都市部の人も田舎の人もいるし教育も年代もさまざまである。地球上に爆弾を落としていい場所など存在しない。それを確認しあうかのように、私たちは花や作物や夜空の写真を送り続ける。いつか爆弾が降らなくなったら、私たちはこの巣穴から出よう。カザフスタンで集合して、一緒に魚釣りをしにいこう。」p.149

