文化の脱走兵

79件の記録
- rep@toponder_r2025年5月18日読み終わった面白かった!色々な文化、考え方に触れられたし、ロシア語の音の素敵さを知れたのもよかった! ベーレストフの詩の朗読とロシア語のリズム感、気になりすぎてYouTubeで聴いてみた。メロディがあるわけじゃないけどリズムと音の流れが優しくてすてき! ロシア語で調べると出てきました 🔍『Берестов стихи читать вслух』 →子供向けの詩の朗読がでてくる 🔍『Валентин Берестов Декабрьский снег читать вслух』 →本に出てきた、『十二月の詩』が出てくる 世界で起こっていることがただのニュースじゃなくて誰かの日常の延長線上なんだな、ということにも気付けて、読めてよかったなぁ。図書館で借りたけどいつでも思い出して読めるように買おう
- rep@toponder_r2025年5月17日読み始めたくるみの話 誰も彼も、所属や分類に関わらず同じものを好きな人を迎える姿勢でいれたらいいのにね 同じものがすきじゃないときは攻撃的になるんじゃなく、そうなんだあ、と朗らかでいれたらいいのにね。
- おふ@of2025年4月15日読んでる私が好きな文章を読んでいる時、同時代にこう考えている人がいること、このような思い出を持った人と同じ時間に生きていることがしみじみ嬉しいな、と思う。 同じように、こう思っていた人が確かにいたんだ…と少し前に生きた人について思う。その心強さ。
- emu@emu___0h1s2025年4月13日読み終わった冬も雪も、海も私はとても好き。もしかしたら奈倉さんと私は、きっと友達になれるかもしれないな、なんて思いながら読み終えた。雪の白さが昼を暗く、夜を明るくしてくれるところや冬の清潔さも、猫の存在がとりわけ鮮やかに映るのも、未知の大海を泳ぐ鯨に憧れるのも、私が感じている事を美しい文章で言語化されていてとても驚いた。そして嬉しかった。今の世界の現状、自分の知らないところで繰り返される暴力と悪夢の中のような時代を生きながら、それでも逃げて逃げて、自分の内側の世界を知らぬ誰かに壊されないように。私に何ができるのか、考えることを決してやめない。奈倉さんの言葉、ずっと大切にしたい。
- もぐもぐ羊@sleep_sheep2025年3月31日まだ読んでるかつて読んだ再読中大好きな本。 枕元の本棚に置いていつでも読めるようにしてる。 今日の気分は「猫にゆだねる」を読んでから、読みさしの本をちょっと読んで寝る。 奈倉有里さんのエッセイは読んでて心地よいし、この本は私の友だちのような存在。
- nogi@mitsu_read2025年3月25日読んでる本を読む時間が取れないくらい仕事がもりもりなので、一遍ずつが短めかつ、そろそろ読みたかったのもあり、積ん読から抜いて読み始めた。「夕暮れに夜明けの歌を」がとても好きで、奈倉さんの文章読みたさに群像も少し買っていたのだけど、やはりいい。すきだ。
- 高橋|往来堂書店@frog_goes_home2025年3月24日読み終わったわかりあうために生まれた文化が、わかりあえないことで生じる争いによって破壊されていく。のうのうと生き続けるにはあまりに苦しいこんな世界で、それでも生き続けるためにもっとも忘れてはいけない精神が、本書では示されていた。根底にあるのは、文学に対する信頼と深い愛。決して剣に与することのないペンの精神を携えて、逃げるのだ。そのかたわらに小説や詩があったなら、それほどに心強いことはないだろう。
- ミキ@miki___632025年3月23日読み終わった印象的だった箇所メモ “ 好きなもの、好きなことを気前よくふるまうこと、「好き」を分かちあうことを快く思う人が、その基準を確固たるものとして持っているのは、これからの世界の子供たちにとってすごく大切なことなのだろう。その基準が国という行政単位のしがらみに曇らないように、ものや人を愛しく守る人々の存在が。”(p17-18) “ 詩を読むのは時間軸を変えることだーと、モスクワの文学大学で詩を教えていた先生が話していたことがある。「詩のなかに流れる時間は、たとえば十六行という決まった行数のなかでも、数千年にわたっていることもあれば、気づかないほど短い一瞬のあいだに人の頭のなかに起きる変化を語っている場合もある。詩を読むとにには、一定のリズムと韻律に身をゆだねながら、その詩の時間軸に感覚を合わせることが必要になる。私たちはそうして詩を読むことで、たくさんの時間軸を己に内包できるようになる」と。” (p23-24) “ だからこそーだからこそ詩を、本をきちんと読まなければいけないのだ。甘美な抒情が権力に利用されても気づけるように。”(p46) “ そういう作者にとって彼らが編みだす文学作品というのは、いくら遅くなってしまってもいいから伝えたかった言葉や、書きたかった手紙のようなものでもあるのかもしれない。即時的には表現することができないからこそ伝えたい思いが残り、それは次第にいくつかのテーマや時代の周囲に積み重なり、芯の部分が熟していく。そうして生みだされた作品は本となり、思いがけないところに別の、あらかじめ埋め合う可能性を担った特別な「余白」を生みだしもするーたとえばウリツカヤの本を読んだ私と友達が、その読書の体験や解釈について、認識を確認しあったりすることによって。”(p54) “ ありがとう、信じてくれ、ごめんねと言って、風に途切れるように詩は終わる。私たちは子供時代の町に戻ることはできない。けれどもその破片は、ときにやぶれた絵本のページのように、ときにタイムマシンに乗ってやってきた台所用品のように、ちらりちらりと顔をみせる。” (p196-197)
- 白居易@hakkyoi_hakkyoi2025年3月21日読み終わった幼い頃、戦争はしてはいけないなんて自明なことだと思っていた。大人になって、どころか大分歳を重ねてきて私よりもずっと賢い、地位のある人たちが「正しい戦争はある」みたいなことを難しい顔をして言っている現実に打ちのめされてきた。 誰がなんと言っても選んじゃダメなものはダメだ、勇気と覚悟、そして文化を持って逃げようって言ってくれるこの本は私にとっての希望の灯火だ。
- アマヤドリ@amayadori2025年3月18日読み終わった再読したどの章も心が洗われるよう、かといってそこに深いひだがないわけではなくて、それなのに読むと素直で晴れやかな気持ちになるのはこの書き手のひとやものやものごととの接し方、有り様によるんだろう。 他の著書や訳書も読みたいと思った。
- Masaru@masaru__books2025年3月10日読み終わった@ 自宅なんと素敵な作家に出会えたことだろう! こんな気持ちにさせてくれた本に感謝したい。 引き続きこの著者の本を読んで行きたい。
- ほやぼ@-oka192025年2月26日読み終わった@ cafe viet arco カフェ ヴィエット アルコ美しい文章と、ロシアの地で暮らした筆者だからこそ書けるひりひりとした切実さ 「文化とは、根本的なことをいえば人と人がわかりあうために紡ぎ出された様式」 という言葉に希望と、愛を感じる
- にわか読書家@niwakadokushoka2025年2月13日買った読み終わった@ かもめブックス気になっていた本をなんとなく立ち寄ったかもめブックスで見つけ、すぐ読んでしまった。 当事者であろうとしている人だと感じた。 それゆえに綴られる文章の要所要所が重くて沁みた。