
波
@namireads
2025年12月24日
ストーナー
ジョン・ウィリアムズ,
東江一紀
また読みたい
心に残る一冊
"これはただ、ひとりの男が大学に進んで教師になる物語にすぎない。しかし、これほど魅力にあふれた作品は誰も読んだことがないだろう。"
この帯文以上に言いたいことは何もないような気持ちになる。すべて誰かの人生は面白い。大いなる謎に満ちている。ということは、きっと私の人生も面白いのだろう。ストーナーは自分の人生がこれほど面白いと知っていただろうか。
今年ももうすぐ終わり。年々一年が過ぎるのが早くなって、こういうことをあと何度か繰り返せばすべてが終わる。そしてその時この小説の最後の場面を思い出すならばこんな心強いことはない。


