

波
@namireads
- 2026年3月27日
- 2026年3月27日
- 2026年3月25日
タイタンの妖女カート・ヴォネガット,浅倉久志読み終わった巻末の爆笑問題の太田さんの解説というか感想文がよかった。わたしは誰かにとっての特別な本のことを聞かせてもらうのが、本を読むのと同じくらい好きなのだな。とてもよかった - 2026年3月18日
野生のアイリスルイーズ・グリュック,野中美峰買った自分がほんとうに読みたい物語を、ただ自分ひとりのためだけに、少しずつ書いています テーマである「野生」にリンクするタイトル。美しいインスピレーションが得られますように - 2026年3月17日
- 2026年3月17日
椋鳥古井由吉ふと思い出した「子安」 女は同時期に関係を持った二人の男に対して妊娠したと告げる(おそらく狂言)、一貫して感情を失くしたかのように淡々と男の言動を傍観する女。くわしくは書かれないけれど、女の断片的な語りから娘時代の暗い過去が想像される。その明かされない内面、男への呪詛のようなもの。自分が凌辱した女の事などすぐに忘れ去り、子の安寧を菩薩に祈願する "身をそそくさと洗いながし、子安の前で女の穢れを払って、我身の浄さを誇る…" 他所では平然と女を汚しながら、自分の娘には聖性を願うようなそのおめでたさ 静かにとぐろを巻く記憶と、女の生理の、流れていく血が重なる最後の場面の底知れない虚無、これを書いているのが女性ではないということが何よりおそろしく感じた作品 「椋鳥」 おびただしい椋鳥の黒い群れ、赤い空、狂気へといざなわれるような不穏な書き出し 二人の女のあわいを揺蕩う男、男の視点で語られてはいるものの、その男の現実感が希薄。もう半分くらい狂っているのかもしれない "暗い夢を見ているうちはまだ安心、夢が明るくなってきたら、用心したほうがいい。" 太宰治の右大臣実朝を思い出す、 アカルサハ、ホロビノスガタ 緩慢に、確実に、精神が壊れていくそのさまは、どこか明るく、ぼんやりとした静寂に包まれている どれも少しずつ狂気を孕んだ短編集、なんでこんなマイナーなところから手を出したのか謎だけど 古井由吉さん、気になりながらもこれ以降読んでないのですよね、今年中に杳子を読むのが目標 - 2026年3月16日
- 2026年3月10日
- 2026年3月9日
連弾塚本邦雄読み終わった塚本邦雄さんは歌人とのことで、一文の緊張感がすごくて張り詰まってるという印象。短いわりに読むのに時間がかかる。螺鈿細工のように雅やかな文章でぞっとするほど禍々しいことが書かれてて、そういうのがたまらなく好きなのでほかの本も読んでみたくなった。 どれも面白かったけど、「かすみあみ」の幻想的な雰囲気がとくによかった。あわせ鏡に浮かび上がる左文字、堕ちたイカロス、その斑猫の翅、群がる少女たちはニンフか、はたまた妖婦か。道具立ても素晴らしく、世界観にどっぷり浸れました。 「私のものよ。上半身は」 「では下半身は私が貰って行きます」 (p.269) - 2026年3月5日
誘惑者 (講談社文芸文庫 たL 1)高橋たか子ふと思い出した昏れはじめた火山に登っていく二人の若い女。夜更けに下山してきたのは一人きりだった。 なぜ自殺するのか、なぜ見届けたのか。人間が不可知なもの、決して届かないものに惹かれてしまう生き物であるならば、その対象として神は究極だろう。一方で、同行者の語りに意識を添わせて行くと、確かに紛れもなく死に辿り着く。どうしようもなく死に魅せられる事と神を求める心とは、同じ道のりの先にある異なる結果なのかもしれない。 そこを分かつものとは。そして、「誘惑者」とは誰のことなのか── - 2026年2月25日
- 2026年2月22日
- 2026年2月18日
危険な関係ラクロ,早川文敏,桑瀬章二郎買った角川文庫を手放すので買いました。岩波もあるけどフラゴナールに軍配。この内容にこの表紙、たまらないです この作品の文学的価値を見落としてはいけないと思いつつ笑ってしまう、欲望と奸計にまみれた書簡体小説 - 2026年2月13日
- 2026年2月13日
遠い水平線アントニオ・タブッキ,須賀敦子読み終わった - 2026年2月11日
- 2026年2月10日
- 2026年2月9日
- 2026年2月9日
楽園のカンヴァス(新潮文庫)原田マハ再読した生い茂るシダ植物 むせかえるような荒々しい緑 朽ちていく果実の甘く熟れた匂い ヒヤリと触れる蛇の皮膚 極彩色の鳥や花々 遠く近く聞こえる獣の鳴き声 ルソーとヤドヴィカの迷い込んだ深い深い森に心を奪われる たった一枚の絵のそれぞれに、一冊の本に匹敵するような背景があるということ。美術館は物語の宝庫でもあるのですね - 2026年2月9日
真珠の耳飾りの少女 (白水Uブックス 146 海外小説の誘惑)トレイシー・シュヴァリエふと思い出した光と影、息を呑むような静寂 肩越しにこちらを見つめる少女の 今まさに生まれようとする言葉 彼女は何を言おうとしたのか 絵の前に立ち、ふつふつと沸き上がる気持ちをただ溢れさせてる時間がとても好き。なぜこんな絵が描けるのだろう、はそのまま、なぜこんなに見る事ができるのだろう、なのだなといつも思う。「描く」以前に「見る」がある。 画家の目に捉えられ、逃げ出したくなるような恐れと恍惚を感じる少女。その悦びと痛み。永遠に絵の中に閉じ込められた美しい記憶。二人のあいだにあるものを、その眼差しを何と呼べばいいの。突然の別れのあと、彼女が選んだ生き方も、最後にとった行動も、女ってそうかもしれない。繊細さとしたたかさのコントラスト。 苦しい思いも悲しい思いも、もうこりごりなのだけど。それを知ってる自分と知らない自分、どちらが好きかと問われたら──
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