パン·オ·ショコラ "泳ぐのに、安全でも適切でもあ..." 2025年12月25日

泳ぐのに、安全でも適切でもありません
「愛することをとおして人生を切りとった、心にしみとおる傑作短篇集。~裏表紙より」 人々には人々の人生があり、愛もそれだけの数の形がある。江國香織が紡ぐ本作の物語は、ひっそりとしていながらも大胆な印象。 表題作を含めた十篇の短篇のなかでは、"犬小屋"と"うんとお腹をすかせてきてね"に惹かれた。 『あたしは思いきり甘いお菓子を、ほとんど皮膚で吸収するみたいにしっかり食べる。それらはおいしいのではない。ただ幸福なのだ。甘ければ甘いだけ、塩そのものなら塩そのものであるだけ、天然の幸福なのだ。  "うんとお腹をすかせてきてね"より』
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