もぐもぐ羊 "煌めくポリフォニー わたしの..." 2025年12月26日

煌めくポリフォニー わたしの母語たち
ジュンパ・ラヒリの言葉が引用されていた。 「いつも国や文化の周縁で生きているのと同じように、私は余白について書く。根づいていると感じることはできないが、いまではくつろげる場所となっている周辺のゾーンだ。そこはわたしが何らかの形で属しているただ一つのゾーンだと思う」(その9 思い出させる存在) また呉濁流の『アジアの孤児』が著者に多大な影響を与えていて、日本語文学を意識するようになったきっかけになったようだった。 著者の祖父母は日本統治下の台湾で日本語教育を受けて育ち、中国語よりも日本語の方が流暢な世代である。 呉濁流もその世代で日本語で執筆していた作家で、台湾人の彼の日本語で書かれた作品を読めるのは台湾人ではなく日本人あるいは日本語を解する著者のような人である。 そのことに感動したと書いていたことが印象的だった。
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