
ジクロロ
@jirowcrew
2025年12月26日
ムーミンパパ海へいく [新版]
トーベ・ヤンソン,
冨原眞弓,
小野寺百合子
買った
読んでる
八月末のある日の午後、ムーミンパパがしょんぼりと、庭を歩きまわっていました。なにをしたらいいか、わからなかったのです。なにしろ、しなければいけないことは、自分かほかのものかが、もうすっかりやってしまったように思えましたもの。
ムーミンパパは、悲しそうにしっぽをかわいた地面にひきずりながら、あてもなく庭をぶらつきました。ムーミン谷は、焼けつくような暑さで、なにもかもひっそりとして、しかもかなりほこりっぽかったのです。この八月は山火事がおきるおそれがあり、おおいに気をつけなければならないのです。
(第1章 水晶玉の中の家族 冒頭)
「もうすっかり」、「なにもかも」
何かの終わりは、何かのはじまりのフラグ。
終わりとは均質、はじまりとは流出。


