
埋没
@mai_botsu
2025年12月26日

クィア・レヴィナス
古怒田望人/いりや
読み終わった
良い意味でも悪い意味でも博論本。論理展開は明快で、レヴィナスを知らなくても理解はできる一方、読むことの楽しみはあまりない。著者というより発行元のサポートが、もう少し手厚かったらよかったのに。
引用される原文のほうが魅力的で、以下、孫引き
[疲労した〕手は、持ち上げている重みを放棄することはしないが、自分自身へと遺棄されているように、自分自身しか当てにすることができない。それは自家発生の遺棄だ。それは、世界から見捨てられもはやその歩みにつき従うことのできない存在の孤独ではなく、言ってみれば、もはや自己に従わず、自己から切り離されー「自我」の自己に対する脱臼のうちでー、瞬間において自己と重なり合うことができないまま、なおその瞬間のうちに永遠に拘束されているそんな存在の孤独である。



